姫路市立障害者支援センター様
姫路市立かしのき園、しいのみ園、しらさぎ園が、新たに就労移行支援事業を加えた多機能型事業所「姫路市立障害者支援センター」として発展的統合され、2017年9月に開所されました。
この施設では自立訓練事業と就労移行支援事業などを展開されており、作業のひとつとして「水耕栽培室」にセラミック野菜を採用いただきました。
利用者の方たちは播種(種まき)や移植、液肥の補充、さらに収穫、梱包、栽培資材の洗浄など、一連の多様な栽培工程を担当しています。他の一般作業室から独立した栽培室なので、落ち着いた環境でコツコツとお仕事をしていただけます。
栽培室のレイアウト
栽培スペース、作業スペース、洗浄スペースが一体になった野菜栽培室です。支援センターの2階にあり、エアーシャワーを通って栽培室に入室します。
図面の上側、右側が建物外部の通路となっており、通路から栽培しているところを見ることができます。
広さは約38.4㎡(8m×4.8m)で栽培棚は12棚です。
工事の様子
栽培室の設置工事の様子です。外壁には断熱材を入れ温湿度をコントロールできるようにしています。
工事の様子
館内側の内壁面の支柱です。とても頑丈に作られています。
エアシャワーの設置
エアシャワーを設置しています。
ここで外部からの虫や異物の侵入を防ぎます。
設営完了
栽培用LED照明の付いた栽培棚の設営が完了しました。
この棚一杯に野菜が育っていきます。
移植作業
移植した栽培ケースを栽培棚に置いていきます。
元気いっぱい
元気いっぱいに野菜が育っています。
手前は播種(種まき)したケースが並んでいます。時間差で栽培することで収穫ができない時期を無くします。
栽培管理
利用者様が、養液の補充(水やり)、収穫作業等日々の管理を行っています。
収穫できた野菜はコンビニでも販売されています。
新しい野菜に挑戦
野菜を出荷しているレストランからのリクエストで、新しい野菜の栽培にも挑戦されています。
こちらの野菜はレッドソレルといって爽やかな酸味が特徴です。鮮やかな赤いラインが料理に彩りを加えてくれます。