日本最北端の離島 礼文島
日本最北端の離島はどこかご存じですか? そうです。「礼文島」です。隣の島は利尻島です。礼文島からは利尻富士が奇麗に見ることができます。
その礼文島には、島でのボランティア活動などを通じて島民と交流を深め、やがては暮らしへと回帰する機会をつくる目的で誕生した「礼文番屋」があります。礼文番屋では水揚げを体験できるなど、礼文島の暮らしを疑似体験できる場所ですが、新たに水耕栽培にも取り組まれています。
礼文島は、地理的条件から露地栽培(土耕栽培)が難しく、また離島ということでレタスなどの生鮮野菜は北海道本土からフェリーで輸送されているという状況でしたが、完全閉鎖型のセラ・ファームを導入することで、島の中で安定的に野菜を栽培できるようになりました。
栽培室の位置とレイアウト
水耕栽培室は既存の礼文番屋の隣に造設され、1階は居住室で2階が水耕栽培室になっています。
広さは約40.3㎡(10.1m×4.3m)で、栽培棚数は20棚です。
増設工事
既存の建物の横に新たな建物が出来上がってきました。
2階が栽培室です。
工事の様子
壁面は断熱材を入れて温湿度がコントロールできるようにします。外の気候に関係なく野菜が育つようになります。
完成写真
栽培室の完成写真です。真っ白い壁でとても清潔感があります。
設営完了
栽培用LED照明の付いた栽培棚の設営が完了しました。
この棚一杯に野菜が育っていきます。
技術指導
栽培専用スタッフの方に栽培技術指導を行っています。
お二方とも初めてのことばかりで、真剣に受講されています。
元気にすくすく
最北の地ということで屋外の気温は低いですが、外の天候、気温にまったく影響を受けず、冬でも元気に野菜が育っています。
収穫作業
無農薬の新鮮な野菜を手際よく袋詰めしていきます。
島内で販売
袋詰めしたその日のうちに島内のストア店頭に並びます。
「礼文番屋育ちのリーフレタス」として販売されています。