就労継続支援B型事業所 つくしの郷 Bスタジオ様
2020年4月、新しく開設された就労継続支援B型事業所「Bスタジオ」様の事務所の一角を「セラミック野菜栽培室」にされました。
通所されるご利用者様が主体となって野菜を栽培することを目的とされ、野菜という生き物を育てるというよろこび、自分たちで作った野菜を食すという楽しみ、の他に野菜を販売することでご利用者様の工賃アップを目指しています。
事務所のレイアウトと栽培室の位置
右上の玄関からできるだけ遠い位置に栽培室の入り口を設け、虫などの異物などの侵入を防いでいます。
栽培室では野菜の栽培だけを行い、播種(種まき)や収穫、袋詰め等の作業は事務所真ん中の共有作業スペースで行っています。
設置前の様子
栽培室の設置前の様子です。どこに設置すれば一番動線効率がよいかを何度も検証し、上記の位置に決まりました。
工事の様子
壁面は断熱材を入れて温湿度がコントロールできるようにします。
完成写真
栽培室の完成写真です。真っ白い壁でとても清潔感があります。写真奥の機械はロスナイという高性能熱交換形換気機器です。この機械で栽培室内の二酸化炭素と室外の酸素とを常時入れ替えします。
設営完了
栽培用LED照明の付いた栽培棚の設営が完了しました。
この棚一杯に野菜が育っていきます。
移植作業
共有の作業スペースに、栽培室でできた苗と栽培用セラミックを準備して「移植」作業を行います。
液肥の補充(水やり)
栽培室にはクリーンウェアを着て入室します。
移植後の苗や栽培途中のケースに液肥を補充していきます。
利用者様で分担しながら作業をしています。
緑がいっぱい
リーフレタス、バジルなどを育てています。
栽培室内は野菜の緑でいっぱいです。
楽しい収穫作業
育った野菜を共有の作業スペースに持ち出し、みんなで楽しく収穫作業を行います。
出荷
野菜を袋に入れてシーラーで封をすれば完成です。
出荷した野菜はキッチンカーなどで利用されています。水道設備が限られたキッチンカーでは、土や虫の付かない清浄なセラミック野菜が重宝されています。